都内を中心に7店舗を構えているの「焼きあご塩らー麺 たかはし」が、2020年12月7日放送の「激レアさんを連れてきた。」で紹介されました。番組の内容を踏まえてお店を紹介していきたいと思います。

番組内では、

3人の子どもを育てながらイチかバチかの賭けに出てど素人なのに上京してラーメン屋を開いたら年商7億円を達成しちゃった勝負師

「激レアさんを連れてきた。」(2020年12月7日放送)

として紹介されていました。

店舗情報

店舗名焼きあご塩らー麺 たかはし(新宿本店)
住所東京都新宿区歌舞伎町1-27-3 KKビル1階
最寄駅「西武新宿駅」徒歩1分
JR「新宿駅」東口 徒歩5分
営業時間11:00〜翌5:00(L.O 翌4:45) 
定休日無休(年末年始を除く)

お店の看板メニュー「焼きあご塩らー麺 たかはし」は、トビウオ(あご)をスープのダシに使用。まろやかな豚骨スープに焼きあごの魚介だしが重なり奥深い上品な味わいです。

高橋さんはラーメンにはまったくのど素人だったにも関わらず、持ち前の勝気な性格と勝負師の勘でさまざまな逆境を切り抜け、ラーメン店で成功されました。彼女がどうやって成功していったのか、その道のりを見ていきましょう。

全く未経験のラーメンで一発当ててやろうと上京

新潟に住んでいた当時の高橋さんは、3人の子育てに奮闘。当時、旦那さんは鳶職をされていました。そんなある日、なんとなく見ていたテレビ画面でカリスマラーメン社長が大豪邸を持ちフェラーリを乗り回している様子を見て、テレビ画面に釘付けになります。「めちゃくちゃカッコいい!」

もともと平穏な日常がストレスだった高橋さんは、料理も経営もまったくのど素人でしたが、ラーメン店を始めることを決意して、旦那さんにこう言います。

「上京してラーメン屋をやりたいから、仕事辞めてくんない?」

そして、家族全員を引き連れて上京します。

ラーメン店というのは、年間3000店が新規参入し、その8割が3年以内に廃業するといわれる厳しい業界でしたが、そのことも承知の上での決断でした。

成功の秘策

彼女は大学卒業後、東京で就職していた時期があり、そのときに、東京のラーメン屋には焼きあごのダシを使ったラーメンがないことに気がついていました。あごだしというのはトビウオを炭火で焼いた高級な和食で使われるダシで、新潟佐渡の名産「あごだし」を使えば、きっとお客さんも喜んでくれるはず、という確信があったそうです。

旦那さんが代わりにラーメン修業

4年間で3人の子宝に恵まれていた高橋さんは、子育てに追われていたため自分はラーメン店へ修業に行けず、代わりに旦那さんにラーメン修業をしてもらっていました。塩、しょうゆ、みそ、それぞれ1店舗ずつを3年かけて調理やオペレーションを習得してもらいました。

でも、ラーメン作りは高橋さん自身がやりたいと考えていたため、旦那さんが持ち帰ってきたノウハウを自宅で習得し味の研究、さらには、ビジネス書や財務などの経営の勉強も合わせて行っていたそうです。

彼女のすごいところは、自分が修業できなければ、旦那さんに修業をしてもらえば良いという柔軟な決断ができたところにあると思います。それにラーメン店を開業する人の多くは、レシピやオペレーションまではしっかり勉強しようとするのですが、経営やビジネスのことまで学ぼうとする人は多くないと思います。その辺りまでしっかり目をつけて学んでいた彼女は番組で紹介されるように、単に大博打をしていただけでなく、成功への布石をしっかり敷いていたと言えますね。

文京区茗荷谷に1店舗目をオープン

最初のお店は、文京区茗荷谷に「ラーメン たかぎ」という店名でオープンしたそうです。店名の由来は、高橋の「たか」と旦那さんの下の名前「なおき」の最後の文字だそうです。

ようやくオープンしたお店でしたが、1ヶ月たってもまったくお客さんは来ず、ひどい時は月収が20万円の月もあったそうです。家賃12万円を支払うと家族5人の1ヶ月の生活費が8万円。お店の割り箸すら買う余裕がないため、お客さんには忙しすぎて補充が間に合っていないふりをしていたそうです。そんな赤字経営が1年続いていました。

普通だったら、1年も赤字が続いたらこれ以上傷口が広がる前に「諦める」という選択をする人がほとんどだと思いますが、彼女はその逆でした。お店を繁盛させるための要素を4つ洗い出し、これらを1つずつ埋めていこうと考えたのです。

お店を繁盛させるための4つの要素

1. 味

味がよければお客さんがリピートしてくれて定着してくるはずなのに、お客さんが定着しない。その理由は味にあると考えて、いまいちパンチが効いていないあごだしの香りをもっと強めるべく、香味油作りに励みます。

さらに、完全にラーメン作りが独学だった高橋さんは、3,000種類の組み合わせの試作品をしらみつぶしにテストして新たな焼きあご塩ラーメンを完成させるのです。

失敗するタイプの人というのは、3,000種類という数に圧倒されて行動することを辞めてしまったり、より楽な方法を探す旅に出てしまうものです。でも、彼女は永遠にも思える試作にも屈しない精神力を持っていたのでした。

立地

茗荷谷は決して立地の良い場所ではなかったため、赤字経営の状態でさらに1,000万円の借金をして新宿区歌舞伎町にお店を移転します。さらに店名を現在の「焼きあご塩らー麺 たかはし」に変更しました。

新宿といえば、日本の中心地でありラーメンの激戦区。そこへ赤字経営の状態でさらに借金をして乗り込むところがクレイジーですね。でも、成功する経営者って1つや2つこういったクレイジーな選択をしているものです。だから成功者になれるんですよね。

従業員の配置

優秀な人材確保のため大量の従業員を雇用して、お店を活性化させていったそうです。飲食店の経営という視点で考えたら、一番経営を圧迫するのが人件費です。経営の勉強をしていた彼女であれば、人件費はできるだけ抑えるべきという基本はもちろん知っていたはずです。

それにも関わらず大量の従業員を雇用するという選択は一歩間違えば再起不能な状態になっていてもおかしくなかったはずです。

話題性

あと少し知名度が上がりさえすればお店が繁盛することを高橋さんは確信していたそうです。そんなところへ1本の電話が入ります。「にじいろジーン」の番組制作スタッフからの「働く女性をキレイに生まれ変わらせるコーナーに出演しませんか」というオファーでした。ラーメンとは全く関係のないオファーだったのですが、放送ではお店のことも紹介してもらうことができたのです。

「ラーメン作り未経験」の「3人の子育てママ」が珍しい「あごだしスープ」を武器にラーメン激戦区・歌舞伎町で勝負をしているという姿がメディアの注目を集めて、その後、出演のオファーが殺到し、ついにお店に行列ができるようになったそうです。

その後、最高月商1,600万円を記録。高橋さんは、関東に7店舗を経営し年商7億円の経営者となりました。

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