GACKTさんといえば、リゾートや不動産ビジネスなどいろんなビジネスを手がけたこともあり、自己プロデュースにも長けている方です。最近では、『GACKTの勝ち方』という書籍を出版するくらいビジネスの本質を理解されている方なので、彼が関わるプロジェクトでどうして「模倣」なんていうしょうもないことが起きてしまったのか?と純粋に疑問に感じました。

そこで、この騒動がどんな原因で起きてしまったのかを調べているうちに、盗作という事実よりも別の部分に私は問題があるのでは?と思うようになったので、その話をさせていただきたいと思います。まずは騒動の経緯を見ていきましょう。

ガクトとローランドが記者会見でG&Rの立ち上げ発表(12月16日)

ブランド「G&R」の立ち上げが世間に知られることとなったのは記者会見からでした。会見の前日、GACKTさんの公式ホームページで会見のお知らせが告知されます。

明日12/16(水)AM11:00より、ROLAND氏との緊急記者会見が決定しました。

記者会見の模様はYouTube生配信を予定しておりますので是非、ご視聴下さい。

https://gackt.com/contents/388085

何の記者会見なのか、詳細は知らされないままYouTubeで記者会見が次の日の生放送されました。そこでブランドの立ち上げが発表されます。

ブランド名「G&R」はGACKTさんとローランドさんの2人のイニシャルからつけられたもので、GACKTさんからローランドさんへブランド立ち上げの話を持ち込んだことが始まりでした。そこへディレクターとしてGACKTさんが門りょうさんを招き、話を聞きつけた株式会社dazzyの下井社長がうちの会社に任せて欲しいという話からプロジェクトがスタート。この話が始まったのは2年前とのことなので、結構温めてきた企画だったことが分かります。

ガクトとローランドのブランドがパクリではないかとSNS上で話題に(12月19日)

会見からわずか3日後のこと。ある方のツイッターでG&Rのデザインが盗作ではないかと画像の比較をしたツイートが話題になります。

株式会社dazzyが事実を認める

SNSでの模倣ではないかという指摘を受け、販売元である株式会社dazzyが公式サイトで事実として認めます。

当該事案発覚後、直ちに社内調査委員会を編成し、外部の専門家の指導を得ながら調査を実施した結果、上記の内容が事実と確認できました。

経緯と致しましては、GACKT氏やROLAND氏、門りょう氏から商品、コンセプト、デザインの方向性のオーダーを弊社企画室のデザインチームが応対し、複数の商品の具現化を行う過程の中で、ドレスを担当するデザイナーのひとりがデザイン考案に行き詰まり、既存商品とほぼ同一と思われるデザインを提案してしまった結果、酷似商品が出来上がってしまったという事実が判明致しました。

https://www.dazzy.co.jp/information/167

横流し・転売ではないか?との疑惑に対しては否定しているようです。

GACK、ローランド、門りょうがそれぞれ謝罪動画を公開

株式会社dazzyが模倣を認めたことを受け、GACKさん、ローランドさん、門りょうさんの3人がそれぞれYouTubeで謝罪と説明を行いました。

本来であれば批判・炎上されてもおかしくない謝罪であるにも関わらずローランドさんの謝罪に関しては言い訳せずに潔いと「いいね」が7.5万件以上ついていることも話題になりました。それに比べて、今回の出来事に怒りの感情を抑えきれなかったガクトさんと門りょうさんへは厳しいコメントが寄せられる結果となってしまいました。謝罪の仕方って本当、難しいですね。

でも、今回の騒動を調べていて思ったことそれは。

悲しいのは盗作という事実より・・・

今回の盗作騒動、一番、悲しかったのは、盗作したとか謝罪がどうだとかいうことよりも、デザインに大きな影響を与えていると思っていた3人の「スパイス」がデザインに全くといっていいほど反映されていなかっとということです。

デザイナーさんから上がってきたデザインを3人は確認していたとは思います。でも、「ああした方が良い」「こうした方が良い」という形で真剣な意見交換をしていたのでしょうか?もしブランドの立ち上げに精神誠意たずさわっていたら、盗作元と全く同じデザインがそのまま商品になることはなかったのではないかと思います。そこが私は悲しいと思いました。

消費者、特にファンという立場からすると、株式会社dazzyの社内で起きた模倣そのものよりも、信頼している3人とは無関係なデザイナーさんのアイデア(今回は模倣)がそのまま商品として世の中に出てしまっていたという事実が残念だったのではないでしょうか。

3人の立ち位置が単なる「広告塔」でしかないとしたら、模索が起きてしまったことは3人にとって「被害」だったと思いますし、「怒り」を感じるのも理解できます。でも、プロデューサー、ディレクターという立場だったとなると、内部的にどんな経緯があったにしても、ちょっと話が違うのかなと感じました。

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